2011/4/12更新
石巻市に行きました。明日は山元町

物資の手渡し
便秘で苦しむ避難者の為に、野菜ジュースを送ろう。
- 野菜ジュース1リットル48本缶入り48本
- オレンジ色の布、
- ミネラルウォーター 60リットル
- ウェットティッシュ
- ポケットティッシュ
- 浄水器
- 積み木のおもちゃ
など 現地NPOヒューマンタイズと協力して配布

津波で泥だらけのランドセル

残った車両は貴重な移動手段

避難所はやはり過酷な空間

何でも行列で並ばないと手に入らない。昼食の配給

港の近くの風景 未だに海水が引いていない部分もある

魚業関連の倉庫奥の扉は冷蔵倉庫、おくも筒抜けトンネル状態に。

テレビで見るより相当大きい船だ。 かもめの鳴き声が悲しい。

線路は復旧のめどつかず。
避難所のよりよい運営の方法をお話ししに行きました。
ボランティアの種類 ・他県の市役所ボランティア 他県よりの市役所の職員(週代わりで常駐)による物資受入配布などの管理
・青年海外協力隊OBなどの外部ボランティア 毎日の炊き出しを行なっている
・炊き出しボランティア 1企業が自分の得意分野を提供 この日は、名古屋の焼肉のサカイが焼肉丼を1000食持ってきて夕食として振舞った
・介護福祉ボランティア 体育館などに常駐して、校舎内のすべての人の体調と心のケアを担当
・医療ボランティア 診察と薬の提供、個人別にきちんと薬剤が提供されている
・理髪ボランティア 理髪協会が他県から協会として会員有志でバスで乗りつけ、 正午から準備、洗髪とカット30名くらいを行い、バスで帰った。 準備装置をおいていったところを見ると数日開店すると見られる。
・近隣住民ボランティア 自身も被災しているが、空いた時間に手伝いに来ている
・住民ネットワーク 体育館や教室ごとに班長を決め、リーダーを選出し 校舎1Fリーダー、校舎2Fリーダー、体育館リーダーの3名で 運営されている。
すべての責任者=避難所代表が不在、居ない、決まっていなかった。
統率が出来ず、不安定な関係で日々繰り返されているようだ。 理想的な姿に答えは無いが、改善の予知はあるように思えた。
4/21には、学校も始まるようだが、特殊教室を含むすべての教室に避難者が
入っており、空いている場所は、支援物資で埋まっていた。
不安と憤りがあるようだ。
- 避難所にいつまで居ることが出来るかの不安 出て行けと言われないか
- 仮設住宅にいつ移れるのかの不安
- 子供たちの教育の不安
- 見えない復興計画への不安
- 見えない行政への不安
- 余震の不安
- 水・停電の不安(ガスに期待感は今のところ無い)
- 職探しの不安
- 洗濯できない不安
- この町からやっぱり出れない ここで生きていく
初期の不安は、薬・医療・水・食料・安否確認だったが、今の不安は、上記のように変わってきた。
避難所が避難するところではなく、一時的に住むところになっている今、
も必要になる。
仮設校舎を建て、生徒を仮設校舎で住民はそのまま住んでいただく この方法だと
不安感なく学校が始められる。 ただ、建設するにも資材が無いのかもしれない。
学校長が、宣言する。
「避難されている皆様を この学校から追い出すことは無い」
「いつまで居ていただいてもかまわない」
「全力で避難所環境を良くしていきましょう」
ある種の不安は解消される。一歩、また、一歩
避難所生活の中での毎日の整理整頓は、生きる源になります。(阪神淡路での体験)
2011/4/6更新
被災地にはじめてはいると、想像を絶する世界に戸惑います。
信じられない世界なのです。
何もかもひっくり返っているのです。
復興に強い意志を持つ人々
前を見れない立ち上げれない人々。
そして残念ながら、命尽きる方もいらっしゃいます。
一人のボランティアは小さな力です。でも、その一人の力で、避難所を笑顔に変えることも出来ます。
住んでいた家は戻ってきませんが、心の持ちようが変わります。
ボランティアが一心不乱に 働く姿は、被災者の心を動かします。
そして、笑いが 笑顔が 戻ってきます。
涙は今もこぼれているが、悲しい涙じゃなく、うれし涙、去りがたい涙
また、来るからね!
とボランティアは、泣きながら 自分の世界に戻っていきます。
◎直接現地入りしているボランティアを応援しよう
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼日本災害救援ボランティアネットワーク▼
http://www.nvnad.or.jp/top.html 山口も手伝っています
▼NPO法人創活工房災害支援プロジェクト▼
を山口泰信が立ち上げ、今後長期的に復興の支援を行ないます。
今回その足がかりをつけに仙台に行きます。毎月同じ被災地に復興支援に通うつもりにしており、
今後現地支援をしたいと思う有志が現地入りできるような仕組みも構築するつもりです。
http://hu-tie.com/
3月は、西宮災害支援物資の受付のボランティアを行なっておりました。
4/9-10 復興Tシャツ【絆】 販売のお手伝い
NPO団体 仙台復興ボランティア ヒューマン・タイズ
4/10日より、5泊6日その団体と仙台復興ボランティア→山形に行きます。
支援金募集中
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・オレンジの布、復興ボランティアのスカーフとして使用、現地で配布
・旅費 ガソリン代 (仙台⇔西宮)
・野菜ジュース(便秘予防 山口の神戸避難所経験より)
▼受付銀行口座▼
三井住友銀行 西野田支店 普通 838512 ヤマグチ タイシン
緊急支援物資受付中
今回はダンボール5個分位積め、山口が責任持って届けます。
〒531-0071大阪市北区中津1−17−25 中津インタービル3F
株式会社リターントゥヒューマン 救援物資係り
Tel 06-6359-1997
内容物は、何でもかまいません。古着の下着、使用済みの尿瓶、開封済みのモノは不要。
◎防災マップ類
▼ウェザーニュース地震の現在の震度分布
http://weathernews.jp/quake/
▼ピンポイントでわかる地震の確立マップ▼
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
▼全国防災ハザードマップ
http://disapotal.gsi.go.jp/
▼大阪市災害想定(震度分布・液状化予測)について
http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000011946.html
▼その他お役立ちリンク▼
http://www.bcpjapan.jp/link/
◎セミナーで配布している書類や追加文書
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼テキスト「災害発生時のBCPの作成の進め方」
http://www.tamatebako.com/yama/saigaijibcp.doc
▼災害発生後のアンケートのフォーマット(実施して社員の安全確保を目指せ)
http://www.tamatebako.com/yama/earthquake_enquete.xls
▼津波を乗り越える巡視船まつしま=海上保安庁提供
http://www.youtube.com/watch?v=4-mkzcxnJS8
▼放射線量マップ
http://radiation.goo.ne.jp/
▼世界の原子力発電所の数
http://www.jaif.or.jp/ja/news/2009/world_npp_status090316.pdf#search='世界の原子力発電所 2009'
◎今後のセミナー日程
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼4/19 13:00〜15:00 12600円 関西文化サロン 山口危機管理セミナー
http://www.tamatebako.com/yama/semi_info20110419seiwakai_kikikanri.pdf
▼3SKの取り組み 危機管理と整理整頓御の継続活動をセットにした異業種交流活動
http://www.tamatebako.com/yama/3sk48_yamaguchisoken.doc
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
↓すぐに何ができるか↓
●支援金を送ること
義援金について、日本赤十字に送るのもいいが
現地入りしている団体チームを応援しよう!
◎直接現地入りしているボランティア
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼日本災害救援ボランティアネットワーク▼
http://www.nvnad.or.jp/top.html
▼NPO法人レスキューストックヤード▼
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2011/03/post-254.html
●献血すること
▼場所なども探すことができる赤十字のページ▼
http://www.jrc.or.jp/donation/index.html
●支援物資 西宮市受付窓口開設 各市町村でも受け付けている模様
http://www.nishi.or.jp/homepage/tohoku_shinsai/shien_0006.html
なお、受付窓口での物資受付・仕分け作業のボランティアも同時募集しておりますので
そのような活動もあるかと思います。 各自治体で、支援物資の希望リストも違うようです。
◎防災マップ類
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▼ピンポイントでわかる地震の確立マップ▼
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
▼全国防災ハザードマップ
http://disapotal.gsi.go.jp/
▼大阪市災害想定(震度分布・液状化予測)について
http://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000011946.html
▼ウェザーニュース地震の現在の震度分布
http://weathernews.jp/quake/
▼その他お役立ちリンク▼
http://www.bcpjapan.jp/link/
ボランティアの心得
【行けば役に立つ】
「今行くと迷惑なので、勝手に行ってはいけない」・「今が一番きついときなので今行かなければいけない」
このような気持ちが交錯したり、福島原発の恐怖がございますので、安全の確保ができていない状況です。
緊急時原子力関係のページ→http://kinkyu.nisa.go.jp/
経験がなくても避難所に行けば、必ず役に立ちます。信じられないほどの仕事量が山積になっています。
私も不眠不休で活動しておりました。
【被災地に自分が行って手伝うこと】
【ボランティアの種類】
ボランティアの立場が大まかに3つに分かれます。
@被災ボランティア=被災ボランティア被災者の中から立ち上がった地元出身のボランティア
A近隣ボランティア=被災近隣地区から来たボランティア(隣町など)
B外部ボランティア=まったく被災していない地区(西日本)から来たボランティアなど
支援内容による区分
・食料・支援品などを持っていく (炊き出し)
・現地に行って、避難所運営を手伝う
・現地の被災者の復旧活動を手伝う
・安否確認代行
・運搬・移動の手伝い
・バイクによる避難所間や自治体間の伝令
・子供たちのケア、介護、理容、歯科、マッサージ、演劇・コンサート・紙芝居などの特殊活動
・企業として、重機や配電インフラ整備など
・保険・医療の専門家
に分けられます。
【ボランティア期間による自分の食料品の考え方】
・短期 数時間〜3泊程度 →自分の食事は持っていくこと パンやおにぎり、レトルトのおかゆなど
・中期 4泊〜2週間 →3-4日分は持っていくが、後は、被災者の人と同じように食事を摂る事になる
・長期 2週間以上→3-4日分は持っていくが、後は、被災者の人と同じように食事を摂る事になる
・滞在 数ヶ月単位で行うボランティア 最前線にいくよりボランティア受け入れ側の働きを考える→ノートPCなどが役に立つ
・通勤 被災から復興した自宅から毎日避難所に通勤して運営を手伝う 昼は弁当を持ってきて夜は自宅に帰って食べる
(炊き出しなどは、あまったらもらう)
足りない時、
・個人で直接行くパターン
・団体に所属して団体が一時的に行くパターン(大学サークルなど)
・団体が特定の避難所に数ヶ月間定数を送り込むことを決めて、その避難所に順次送り込むパターン
・企業として、関連企業を支援するパターン
など
最新のキャンプ用のキッチン用品で、避難所のみんなから見える位置で自分の分を調理して食べるなどは、
もってのほかです。(そんな人がいます) TV局にもこのタイプがいます。
色々なボランティアがいるが、長くいる人の方が、避難所のことなどを理解し役柄が増え、
指示する立場になることが多いので、先にいる人の指示に従う方がよいと思います。
避難所では仕事がない時間もあります、そんなときは、被災された方の自宅を片付けるお手伝いなどがあるかと思います。
不自由な方の代わりに安否確認をする人たちもいます。
被災現場へは、立ち入り禁止で入れない場合もあります。絶対に警察や消防、自衛隊の指示に従ってください。
避難所から出る時は、必ず誰かに連絡してから出ること 居なくなると非常に心配です。(実際そうでした)
【自粛】
現時点では、人手不足ですが、原発の安心が保障されると ボランティアとして大勢被災地に入り込むことが考えられます。
そうすると、大混乱が生じます。行政の判断やニュースに耳を傾けましょう。
しかし、行政にしても、このような災害に対してプロではありません。采配が正しいとは限りません。
支援者が多くて困る地区もあれば、まったく人が足りずに困る地区もあります。
現地のボランティアセンターに情報を提供できない避難所も存在します。
どうも政府の対応も現地の対応も遅いので、とにかく行って支援しましょう。
【保険】
事前にボランティア保険に加入することをお勧めします。
(怪我などはボランティア保険が270円〜720円で加入で1400万円〜2000万円の保証)
http://www.fukushihoken.co.jp/
http://www.fukushihoken.co.jp/pamphlet/volunteer.pdf
【個人的な持ち物】
名札をつける(首からのぶら下げ式ではなく、安全ピンで留めるタイプが良い)
オレンジ色のスカーフなどを首に巻き 専門家ではなくボランティアを表明する
チョッキやヘルメットで完全装備をすると、専門家と間違えられやすい。
リーダーや長期間やっている人は 色違いの 腕章をすることをすすめます
ボランティアとして行っても、誰に聞いたらいいかわからないから。
自分の分だけ、非常用食料を持っていく。火を使わないものに限定。
(カップめんなど暖かいものを食べていると嫌われ、炎は恐怖感を与えます)
避難所でおすそ分けをもらえる時は、遠慮せずにもらう。(結局余ったものは、捨てるので)
炊き出しがある場合、被災者の後に並ぶように心がける。
【持ち物として持っていった方が良いもの】
◇衣服(基本1週間は風呂に入らないような想定)
→長靴か、なるだけ動きやすいスニーカー
→雨具(かっぱ)
→軍手
(厚手のゴム手袋の下に軍手、さらに下に医療用の薄い手袋)
→手が洗えないでも食事が出来るように。
→はちまき
→靴下、ズボンは濡れるので、着替え必要。
◇食料
梅干し入りおにぎり10個程度 又は、レトルトのおかゆ そのまま飲みこめます。
→人にはいくら渡しても足りません。自分用が精一杯です。
→火を使うもの、水を使うものは基本邪魔になります。
→動くことを前提にしているので水分は必要です。
出来ればポカリなどのスポーツドリンクの粉を持って行ってください。
→塩分の摂取が必要になります。塩も携帯してください。
→イリコなどは栄養と塩分の両方がとれます。
◇情報・連絡のためのツール
→オレンジのスカーフ:有志として働く意思の表明
(出来れば反物で手でちぎれる長いものを配るとよい)
→名札 首から紐でさげるタイプはダメで、安全ピンで胸につけるタイプが有効
(どこから来たかと名前をひらがなで)
→通常、ガムテープが名札代わりになります。
(書く時は、ひらがな or カタカナ で書き漢字はやめておく、どこから来たかを書いておくと会話が弾む)
例
兵庫県
やまぐち
→クリアファイル、ノート、紙、マジック
活動の記録や、見回りが済んだとかを伝えれるようになど。
→ホイッスル
→名刺
◇備品
ガムテープ、輪ゴム、ゴミ袋(あるだけ使える)
懐中電灯、ポケットティッシュ、サランラップ ウェットティッシュ
万が一の時、身分が分かる物、家族の写真
【支援物資】
●支援物資 西宮市受付窓口開設 各市町村でも受け付けている模様
http://www.nishi.or.jp/homepage/tohoku_shinsai/shien_0006.html
なお、受付窓口での物資受付・仕分け作業のボランティアも同時募集しておりますので
そのような活動もあるかと思います。 各自治体で、支援物資の希望リストも違うようです。
※絶対古いものを送ってはいけません
個人で直接送ることではありません。団体でまとめて送るようにしましょう。
WEBネットだけでなくテレビニュースに耳を傾け適切な情報に対応しましょう。
□ 地域・職場・学校などひとまとまりの単位ごとに集めて、品物別に整理し、数量をまとめる
□ 段ボール単位で品物別につめる
□ 段ボールには品物・数量等を明記する(数量がとても重要です。)
□ ノートや鉛筆、トランプ、将棋は喜ばれます。
□ 生モノは送ってはいけません
□ 古着の下着は最悪!絶対送ってはならない
□ 健康食品 青汁やビタミン剤など不要です。(嗜好品です)
□ 個人的に送る卵は要りません。
□ カンパンは、最初の3日だけ重要で、後はのどが渇いて、食べれません。
□ レトルトの食品は良い。
□ 綿棒・ウェットティッシュ
□ 野菜ジュース(便秘に効きます)
□ チョコレートやお菓子は皆さんがもらってもうれしいでしょう
★ 基本的には、自分がもらってうれしいものは、うれしい。
食品は、行政に任せて、それ以外の方が良いでしょう。
ボランティアの心構え・ルール
私のいた神戸の避難所2300名でも落ち着きを取り戻したころにボランティアの人数が激減し困ったことを
覚えております。 技術者ではなく、物資の配給のお手伝いが足りないのです。
避難所として一番うれしいパターンは、
・県や市の教育委員会から1週間毎に3名ずつこの避難所に送ってもらうことです。
・ボーイスカウト○○県連盟から、毎週2名ずつA避難所とB避難所に送ります
・NPO法人○○は、毎日味噌汁を提供 この背後には、色々なボランティアさんが物資や人を工面する
避難所を運営コーディネートするボランティアにとって、ボランティアの人たちがいつまでいてくれるのかとても重要な問題です。
避難者にとっても、ボランティアの活躍は、勇気を奮立たせてくれる重要な役割をしています。
現場でのカメラ撮影
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
プロフェッショナルな大型カメラには不快感を抱きます。
カメラマンとしていくのなら、それなりの覚悟が必要です。
ボランティアを受け入れる側としたら、「こいつ何しにきたんやろ」と思います。
携帯電話のカメラで、申し訳なさそうに撮ることは自分の記録としても
避難されている方との間を親しくする意味でも大丈夫かと思います
いずれにしても避難されている方は、カメラも持っていないのでカメラの取り扱いには十分注意が必要です。
被災者の呼び方
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私は、「避難されている方」と呼んでいました。
ボランティアの立場が大まかに3つに分かれます。
@被災ボランティア=被災ボランティア被災者の中から立ち上がった地元出身のボランティア
A近隣ボランティア=被災近隣地区から来たボランティア(隣町など)
B外部ボランティア=まったく被災していない地区(西日本)から来たボランティアなど
この中で、Bの人たちは言葉使いに気を使う必要があります。
@ABもわけ隔てなく支援活動に励んでいるものの、被災ボランティアの人は
住む家がありません。帰るところが、その避難所なわけです。
AとBの人は帰るところがあるわけです。
だんだん復興してくると、@の人たちは、避難所のことよりも自分の家族の復興に力を入れなければなりません。
Bの人たちは、休日や有給休暇、学生の長期休暇を利用してくるので入れ替わりがはげしい
結局Aの近隣ボランティアの人たちが、半年〜1年と長期的にかかわりを持つことになります。
喧嘩も起こります。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(私は色々な喧嘩の仲裁に入りました)
@長期間いるボランティアと後から来た短期のボランティアとの間(運営方法に対して)
Aボランティアと被災者(物資の配給の仕方など)
B被災者対被災者(土地の境界線など)
C夫婦喧嘩
この中で、BCは仕方ありませんが、@、Aについては、不要な喧嘩です。
自分が何のために行ったのか、支援の押し付けは無駄な喧嘩を生みます。
お酒 アルコールについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
少し安定してくると、飲みたくなります。また、避難している方もどこからか、手に入れて飲むようになります。
ボランティア同士仲良くなると、いっぱい飲むようになります。
飲むと大騒ぎするようになり、避難者の気を悪くします。
小さなお子様もいらっしゃいますから注意が必要です。
都合が悪いことに、その中心者が被災者だったりしますから、外部から来たボランティアが注意しにくいのです。
「やっとお酒を飲めるくらいの気持ちになったのに何だ」とこうなるわけです。
タバコについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
避難所は基本的に禁煙です。 外に喫煙エリアを設けることになります。
もちろん、灰皿の近くには、消火用の水をおいておく必要があります。
タバコエリアの掃除は、吸う人たちの担当となります。
ペットについて
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
人、鳥 爬虫類 猫 犬 ウサギ マウス などあらゆる動物がいます。
基本的にペットは、避難所の外で暮らすことになります。
部屋の中に入れてもらえません。
運動場の端っこで 犬コーナーを作ったりします。
良いところでは、屋根があるが、ない場合もあります。
津波被害地区では、生き別れになっていると思いますが、
福島などの原発避難の場合は、動物も連れて行くので動物が多く、苛酷な環境になります。
最初は、みんな仲良く暮らしますが、徐々に、ペットは外に追いやられることになります。
それは、屋内で飼っていた動物も関係ありません。
何かのウィルス感染などに恐怖を抱きますから、当然の処置となります。
ひどい場合、 無人の家に置きっぱなしとなります。
無人の家の見張り番でつなぎっぱなし、飼い主は、壊れかけた家に
毎日えさを与えに通ことになる場合もあります。
東北関東での現状が、どのようになっているか不明ですが、神戸での事実です。
散歩は、避難所の外、中庭などでおしっこさせることはタブーです。
でも、どんなに言っても、中庭にウンコがころがっています。
ペットを飼っている人全員の連帯責任としてもらいました。
ペット委員会をつくり、自分たちで、避難所の中でできるだけ快適に
暮らせるように連絡しあい、ルールを決めることが重要です。
ペットの多さとマナーのレベルなど避難所によって出来上がるルールは変わります。
行政と学校側と避難者とボランティアの関係について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まず、自分の自治体で小学校地区会合で町のご担当者に集まってもらった。
日時:平成23年3月24日(木)14:00〜16:00
講師兼参加者:危機管理(震災)コンサルタント 防災士:山口泰信氏
参加者:近隣4町の各自主防災担当の方々11名
○西宮市の現状
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・ 阪神・淡路大震災を経験した人々でも違う地域へ移転した場合や、お亡くなりになっている場合も多く存在する。
・ 震災後に西宮市へ移って来た人々も多く存在する。
→現在、西宮市に住まう人々でも阪神・淡路大震災を経験していない人々が存在する。
→かつての経験がそのまま活かされるわけではない。
→前回の阪神・淡路大震災の教訓、今回の東北関東大震災を受けて西宮市でも早急に対策をするべき。
*講師は今後の震災の可能性について、過去に数年間連続して大震災が起こった事例を挙げる。(1943,1944,1945,1946,1948年を参考。)
*こうした考えを基に今回の東北関東大震災を他人事として捉えないよう西宮市民への注意を喚起する。
○事前の対策
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<避難所(小学校等)対策>
・ 大震災が生じた際には、避難所においても大きな問題が生じる。
・ 震災後は二次災害として避難所内部において個別問題が生じる。
*震災時は学校へ人々がなだれ込み、ガラスを割ってでも入る。
*学校側と避難者との間での衝突が発生する。
*避難者同士での対立も生じる。
*学校側の業務・施設上の観点から人々を入れたくない⇔人々側は一つでも多くの部屋を避難所として開放して欲しい。
*ペットを連れた避難者⇔赤ちゃんを連れた避難者
→事前に学校と現状についての協議・把握を行うべき。
→現在の施設管理者である校長へ現状のヒアリングをするべき。
→部屋の確保・割り当てを地域住民や自治会長の人々と決めておくべき。
<自治体対策>
・ 避難所での管理・運営は自治会住民が自主的に、独立して行うことが望ましい。
・ 近隣の避難場所管理者(小学校の校長など)が交代する毎に話し合いを行うべき。
・ 防災士の資格を各自治体で2人〜3人とることが望ましい。
→自衛隊・行政は物資の運搬、被災地への支援は行うが、避難所への個々の運営・対応は原則行わない。
<大災害への対策(津波)>
・ 今回の東北関東大震災時の津波の規模を想定した場合の検証をすべき。
(現在の西宮市防災マップは津波の高さを3mと仮定している)
・ 防災マップの早期改訂をすべき。
→現在の基準でも武庫川決壊で西宮市の高木小学校では50cm〜1mほど浸水する箇所が存在する。
→今回のような津波が生じた場合には高木小学校の1階は浸水する可能性が高い。
→津波対策の必要に応じて避難場所を見直すべき?。
○震災時の課題(講師の講義並びに、参加者の経験より)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・避難所の避難者、自治会を中心とした復興活動への課題。
→リーダー、サブリーダーの速やかな選出。
→リーダー、サブリーダーの腕章、帽子、防犯チョッキなどでの存在の明確化
→被災地での自警団の組織・運営。
→避難所内の区画整理による通路の確保。
→避難所スペース(避難者利用)、非避難所スペース(学校利用)を分ける。
→食糧の配給の組織化・厳格化。
・被災地全域での復興活動の課題。
→“町”ごとによる避難所内での差別の存在。
→被災地での避難場所にいる人々と自宅で待機する人々との食糧格差1是正。
→家族カード2の作成
→トイレ対策(近隣住民との水の分配、ビニール袋の用意等)
* 食糧格差1… 食糧等の支援物資が大きな避難所への集中することにより、小規模な避難所・自宅待機組へ食糧がいきわたらない。
* 家族カード2…氏名・家族構成・年齢等を書いた各世帯1枚ずつのカードであり、家族カードに基づき食糧等の支援物資が支給される。
○今後の対策
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・関係機関の方々と現状についての意見交換・情報交換等を行う。
・事前の対策を地域住民、行政、施設管理者と作成する。
→大規模避難施設である小学校の施設管理者の校長との意見交換。
→教育委員会との災害時の学校の対応についての意見交換。
→各地域の防災担当との意識共有。
→消防署の署長との意見交換。
今後とも今回のような会合を重ねることにより、上記の今後の対策に向けた具体的な活動を行うことを目標とする。
続く
4/7 学校側と打ち合わせを行なった。 1200名の生徒に対して、備蓄品650名分 毛布500枚 水なし
マニュアルはあると言っていたが、見せてもらえなかった。 体育館の鍵はスポーツクラブの親に渡しているから
大丈夫でしょう。鍵が無ければ、割って入っていいと校長は言っていた。
正しい判断とは程遠い。 残念!! 水害でも50cmのハザードマップが出されている。まったく危機感の無校長に
あきれてものも言えなかった。
自治会の会長さん3名 校長より年上の人たちであるが、忙しいのに 行っているのに 腹が立つ!
次は、教育委員会に行き、危機管理体制の立て直しをしたい。
|